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石のサイコロをつくる


こんにちは

今日は、前回のこの記事でちらりと触れた石のサイコロ作りをご紹介します。

料理番組風にいきます。

(心のなかでアシスタントの女性の合いの手を入れてみるのもいいでしょう)

【材料】 石のサイコロ(5㎝四方)1個分

5㎝立方体の黒御影石・・・1ヶ

サンドブラスト用保護シート0.5mm (粘着式のゴムシート)・・・5㎝角×6枚

切り抜きたい書体 ・・・6面分

デザインカッター ・・・1本 

デザインカッター用替え刃 ・・・適量

カーボン紙(片面黒) ・・・1枚

カッター ・・・1本

カッターマット ・・・1枚

定規 ・・・1本

布ガムテープ ・・・適量

シャープペンシル ・・・1本

サンドブラストの機械

ではまず、切り抜きたい書体見本と、ゴムシートを

それぞれ5㎝四方にカットしておきます。

そしてゴムシートをしっかり貼り付けます。

このとき、砂の吹きつけをきれいに仕上げるため、

できるだけ粘着面は素手で触れないように気をつけます。

そして、6面にそれぞれの数字をセロハンテープ(分量外)で仮止めし、

カーボンをはさんで、数字をシャープペンシルでなぞります。

写す文字にゆがみがないかどうかも気をつけます。

写し終わったら、デザインカッターで文字を切り抜きます。

(写真がありません)

(仕上がりは数字が凹型です)

カットするときに大切なポイントは

カーブに合わせてカッターを回転させながら

一気に切り抜くこと。

そうすることで、なめらかで一体感がある文字に仕上がります。

それから、こまめにカッターの替え刃を交換すること。

*****

余談ですが、こちらに文字の切り抜きがうまくいかなかった例をご紹介します。

(↑山という文字の原型)

右側が1回目、左側が2回目。

1回目は緊張感が文字に出ています。

ガタガタ~

コツを聞いての2回目。

まだまだへなちょこなものの、最初よりも多少なめらかになりました。

社長の手元を見て、重たいため息がでるのは私だけでしょう・笑

切り抜き終わったものを見せたとき、

「まぁ、均等にヨレヨレしてるから、いいんじゃない?」

とのこと。

ぷっ。

「経験だから」と社長はさらりと言っていました。

(ああ。がんばれ、私)

*****

切り抜き終わりましたら、いよいよ文字を彫っていきます。

こちらがサンドブラストの機械です。

細かい砂の粒々を吹き付けて、石の表面を彫っていきます。

今回のような小さなものは2~3分ほど。あっという間です。

↑ ゴムがはがれないように四隅を布ガムテープはってあります。

こちらで完成です!

自遊石プラスからお届けしました~

*****

近くでみると。

ああっ!!頼りない1の足もと!!

これを思い出しました。チンアナゴ。  

ああ。切り抜き職人の旅はつづく。


自遊石PLUS

長野県松本市にある(有)伊藤石材店の

ギャラリー兼事務所

こちらはスタッフブログです。

かたい石から柔らかい石まで

あれこれと気まぐれに話をしています。

社長・伊藤博敏のブログ「自遊石雑記」はこちら↓

http://scrap.jiyuseki.com/

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